SURUGA TRADITIONAL CRAFTS
職人技を、普段づかいに。

歴史と魅力があるが故に、
いつしか貴重品や美術品のように扱われ、
人々の暮らしから離れてしまった「伝統工芸品」。

しかし、本来は使うことで暮らしを豊かにできる
実用品だったはずです。

美しいだけでなく、実は丈夫で、
修理もできて、長く使える、
これからの時代に求められる特徴を
合わせ持つ商品でもあります。

私たちの願いは、もう一度、「伝統工芸品」を
「ずっと使いたくなる日用品」にすること。

「駿河トラッド」は、
静岡市の職人がつくる伝統工芸ブランドです。

静岡市の伝統工芸

静岡市の伝統工芸

てごと

始まりは、徳川三代将軍・家光公が
静岡浅間神社造営のために、
全国各地から選りすぐられた名工を集めたことでした。

彼らの知恵と技は、この地で受け継がれ、磨かれて、
400年以上もの長い間、
暮らしを豊かにする魅力的な品々をつくりだしています。

今後も静岡市の伝統工芸品を守り発信し続けることが、
わたくしたち静岡特産工業協会の
役割であると考えております。

静岡伝統工芸品の紹介

SURUGA TAKE SENSUJIZAIKU
駿河竹千筋細工

自由な発想で使いたい繊細優美な逸品。

職人がその技を駆使して、竹ひごを一本一本組み、千筋にして商品を完成させます。 しっとりとした滑らかで繊細な曲線は、和風・洋風を問わず、私たちの日常生活の身近な道具やインテリアとして、落ち着いたやわらかな時間を醸し出してくれます。

SHIZUOKA HIKIMONO
静岡挽物

人の手にしっくり馴染む美しき曲面。

仕事に欠かせない刃物は、職人自らの手づくり。 心を込めた道具を使い、一つひとつ手づくりされた品々は、職人の想いと技が削り出した格別の美しさを放ちます。 伝統的な作品に加え、培われた技術と現代の感性を融合させた実際に使える・役立つ新商品の開発にも取り組んでいます。

SURUGA WAZOME
駿河和染

目とこころが喜ぶ、暮らしを彩る染め物。

江戸時代から受け継がれた伝統的な技法と、理想の色を求めて新しく生み出された技法。様々な表現方法を駆使して染め抜かれた色と、素材本来の色との鮮やかなコントラストが「駿河和染」の特徴です。服飾品からインテリア雑貨まで、気軽に暮らしに取り入れられる商品が揃っています。

SURUGA SIKKI
駿河漆器

日常を豊かにする「用の美」を楽しむ。

静岡の漆器工芸の歴史は古く、江戸時代より「駿河漆器」として全国に知られていました。 その伝統をただ守るのではなく、発展させていくために、新しい試みにも果敢に挑戦。飾り物ではない、使ってこそ活きる実用品として、暮らしの質を高める魅力的な商品たちが続々と誕生しています。

SHIZUOKA MOKKOU
静岡の木工

やわらかな温もりをインテリアに。

手ざわり、温もり、美しさ。全国有数の家具産地である静岡の木工職人は、木の活かし方、魅力の引き出し方を知っています。その知恵と技術が詰め込まれ、経年変化も楽しめる木製品は、ただそこにあるだけで、やすらぎと満足感を与えてくれます。

SHIZUHATA YAKI
賎機焼

食卓で花開く、独特の味わいと存在感。

「賎機焼」の称号は、徳川家康公から直々に与えられたもの。そのきっかけとなった「鬼福」を始めとする数々の器は、その長い歴史のなかで、どれ一つとして同じ表情を持つものはありません。一期一会の喜びを、食卓に加えてみてはいかがでしょう。